高槻市の歯医者 まつむらファミリー歯科のブログ&コラム

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コンポジットレジンによる審美治療

こんにちは。当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
高槻市のまつむらファミリー歯科 院長の松村淳史です。

 

皆様、コンポジットレジンという言葉をお聞きになったことはございますでしょうか?

コンポジットレジン(以下CR)は日常臨床でいちばん使用頻度の高い歯科材料です。
患者様への説明で「樹脂をつめますね」とか「光で固めるプラスチックを使います」があればそれはCRを指していることが多いです。
CRはレジン(樹脂)にフィラーと呼ばれるガラスの粉を混ぜて、強度を向上させたもので、歯科用のライトを当てると硬化する特殊な材料です。

 

先日、このCRを極めている先生のセミナーを受講しました。
冒頭の写真はその講師 Dr. Joan Gubau Machの症例です。

どこが治療したところか全くわかりません。

これが彼の得意とする生体模倣といって、天然の歯の構造を理解し、それを表現する能力に長けた彼だからこそなせる技です。
彼はスペイン・バルセロナで開業し、歯科医院を経営するかたわら、その技術を世界の臨床家に教育しています。彼のクリニックでは驚くことに、前歯2本のCRをするのに3時間くらいかけるそうです。
こだわり半端ない!

日本の保険治療でCRを3時間かけてしたら、歯科医院は経営難に陥るでしょう。
ではなぜその匠の技を学びに行くのか
それはもちろん綺麗に治療ができればこちらも嬉しいし、また患者さんも嬉しい(詰め物とわかるよりも自然の歯みたいな方がうれしいですよね?)からです。

保険診療だからといって、こだわりや審美を捨ててしまうと、本当の意味では満足してもらえないですし、自分も物足りなさを感じます。
保険診療という限られた時間、限られた材料の中でも、彼の技術のエッセンスは共通して使えますし、できるだけ患者様のニーズに応えて、幸せな気持ちで帰宅していただきことが当院の理念でもあります。

 

歯削る量が少ないのもこのCRの特長でもあります。被せ物にする前に、有力な治療のオプションとなる講義内容でした。

ご興味のある方はご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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